体験談&レポート:コーチ留学 短期

体験談

<氏名>杉岡達也さん

 

<指導歴>

C's fc/エスペレーザFC/Criacao

 

<きっかけ>

フットサルの指導をしていく上で、このスポーツのトップレベルを知らないまま、指導をしていていいものかと予てから考えていました。

特に今の私は大怪我の影響で、満足にプレーをすることができない身体です。

そんな私が今後もフットサルを教えていくためにも、これは欠かせないことだと思いました。

また、かつてチームメイトだった渡邊さんがスペインに留学中ということも私の気持ちをスペインへと向かわせてくれた大きな理由の一つです。

 

<感想>

まず何といっても、世界最高レベルのフットサルを間近に見れたということです。

最近ではインターネットやDVDなどで日本にいても試合を見ることはできますが、試合全体や試合の迫力、スピード感などは生で見ることでしか感じられません。ピッチレベルに近いものを体感できることはとても魅力的です。

私が10日間で見た試合は、スペイン代表、1部リーグ、3部リーグ、女子3部リーグです。

私が滞在している間に、スペイン代表対グアテマラ代表の試合がありました。国内リーグ戦のみならず、代表戦まで見ることができたのは非常に幸運でした。

そこでプレーのレベルに驚いたことは間違いありませんが、更に驚いたのは、試合後の選手とピッチでコミュニケーションを取れるということです。

コートに入り、スペイン代表選手にサインをねだる子ども達。ボールを蹴っている子ども達。これは日本との大きな違いだと感じました。

もちろん私も、スペイン代表の選手達と写真を撮ってもらいました。

 

今回の私のスペイン滞在の目的に、現地女子チームの視察がありました。 3部リーグ、4部リーグのチームの練習を見学する機会がありました。

率直な感想として、日本のチームと比べて、練習は決して上手くありません。

試合になったところで、このレベルでは大した試合は見れないのではないかとも感じました。

しかし、後に3部チームの試合を見たときに、その感想は間違っていたことに気づきました。試合での彼女達は、練習での彼女達とまるで別人でした。

日本の女子フットサル界では、サッカー経験者のフットサル選手がすぐに活躍ができ、大人になってからフットサルを始めた選手はなかなか活躍するまで時間が掛かります。

そして、日本のトップレベルを除いた多数の選手を見ていて、「よくわかっているなぁ」と感じさせる選手はとても少ないです。

スペイン3部はトップレベルと呼べるカテゴリーではありませんし、精度もそこまで高くはありませんが、それでも選手達を見ていて「わかっているなぁ」と感じさせるプレーが多かったことに驚きました。

 

その差を一言で片付けるなら「環境」という言葉が最適かもしれません。

 

各クラブチームでの取り組み、更にはスペイン全土での取り組み、そういった基盤作りがしっかりしているからこそ、「環境」という面で日本と大差がついたと感じています。

どういった点で差を感じるのかは、ぜひスペインへ行き、体感する事をオススメします。

 

私は今回の渡航から5年ほど前にもスペインを訪れています。その時は1部リーグの試合を見たいというだけでした。今でも本当に行ってよかったと思っています。

今回も10日間という短い滞在期間ではありますが、私は練習や試合など何かしら毎日フットサルを見ることができました。滞在の目的は十分に果たせましたし、行ってよかった、もう一度来たいと感じる事ができました。

私が10日間で見れたのは長いシーズン・歴史のほんの一部だと思うので、もっと長い期間を掛けて見る事ができれば、また違った発見が大いにあると思っています。

どんな目的を持っているにせよ、フットサルに関して得るものが本当に多い国だという事は間違いありません。

 


体験談

<氏名>田中正樹さん

 

<指導>ガットフットサルスクール コーチ兼トレーナー

 

<期間>2016年2月、滞在11日間

 

<レポート>

いろいろなフットボールを知りたいということでフットサルとサッカー、プロチームも含め、複数のクラブのさまざまなカテゴリーを見学。

フットサルはプロチームのサンタコロマ、3部のチームとそのユース、育成の強豪チームなどの練習や試合。

サッカーは町クラブの練習やFCバルセロナのリーグ戦の観戦。

そしてトレーナーとしての活動もされているということでサッカーとフットサルそれぞれトレーナーの活動を1日ずつ見ていただきました。

さらにオプションとしてiOXFutsalの怪我予防に関するメソッドの座学を講習していただきました。 

 

<感想>

スペイン式のサッカー、フットサルの勉強は机の上での座学程度であれば教本やインターネットを使って日本でもできます。しかし、本場のサッカー、フットサルの試合のサポーターの熱気あふれる雰囲気や選手と選手が激しくぶつかる音、ボールを蹴る大きな音。サッカー、フットサルをするにあたっての素晴らしい環境、選手のサッカー、フットサルにかける情熱、スペイン人の人柄や生活習慣などは実際に行って体感してみないとわからないことばかりです。座学より体感することの方が僕は重要だと感じています。

是非、バルセロナに足を運んで有意義な時間を過ごして頂くことを期待します。

 


レポート

<氏名>窪堀宏一さん

 

<指導>シュライカー大阪

 

<期間>2017年3月、滞在9日間

 

<レポート>

今回フットサルの指導法の勉強ということで、町クラブ、中堅、エリートのFCバルセロナの練習見学、そして試合は育成年代の低学年からユースまでとプロの2試合を観戦。

 

さらにオプションとしてiOXFutsalによる戦術オフェンスの座学を講習していただきました。